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~ Pのメモ帳 ~

■青くて蒼い空。夜の闇と朝の光。絶望とハッピーのインサイドアウト。

  • 執筆者の写真: plastictree-p
    plastictree-p
  • 2018年7月26日
  • 読了時間: 2分

■1998年07月25日㊏,3rd_Single『絶望の丘』発売。 ※❡メジャーデビュー以降としては初のマキシ(12cm)シングル。❡レーベル「WARNER MUSIC JAPAN」より発売。○[WPCV-7438]

「不思議なくらい寂しい青空に 手を伸ばしてる事が そう全て……」

 ———— 青空。

❡“希望の朝”という言葉がありますが、表と裏は表裏一体であり、希望に満ちた朝でさえ、心の在り方次第では絶望の風景にもなるものです。

「目覚めたら願いが叶って 泣いたまま笑った」

……だから、泣いたまま笑った。

❡裏と表との感情のはざまで人人は苦しみます。そして、表と裏の感情のはざまにおいても、時として人は、笑ってしまうのであります。そこに感情は宿っていなかったり、はたまた宿っていたり、も……。

「希望的観測しかない僕に 朝の光がほら 降りそそぐ」

❡夜の闇の中で見た夢の景色から、朝の光の景色へと、次元を越えたワンシーンのように、継ぎ目の無いグラデーションのように描かれた、ゴシックでありながら何処か爽やかな楽曲「絶望の丘」。

❡表題曲にこの曲を持つ プラスティック トゥリー の3rd_Single が発売されたのも奇しくも、7月25日なのです。

❡表と裏の感情や“夜明け”の情景描写を指針に作詞がなさたという41st_Single『インサイドアウト』の表題曲と、楽曲「絶望の丘」とに重なる部分があるのは、たまたまなのでしょうか……。

いるはずの君がいない。

夢の中に帰りたい。

君がいる夢の中へ。

君がいたあの頃へ

君がいたあの場所へ。

いつか、また会えるかな。

たぶんもう逢えないね

朝の光が差し込んで

いないはずの君の影をつくりだす。

君がいない朝は

やっぱり

あの朝とちがくてさ

夜明けの青に立ちつくす。

本当と嘘が君をつくって

君と僕が僕をつくって

僕と君が君を壊して

本当と嘘が僕を苦しめて

釣り合わないこゝろの天秤。

支軸がはずれて嗤う僕。

光の在処が広がって

闇の色を塗り替える

見えない力で塗り替える

昨日と今日のつなぎ目はグラデーション。

こんな風に

いつか忘れてゆくのかな

青く青く忘れてゆくのかな

君も忘れてゆくのかな

空が

あの空が、

寂しい青空だから

昨日と違う世界の青が

不思議なくらい寂しい

 ———— 青空だから。

20年前の青空といまの青空は、同じいろをしているのでしょうか。

 2018年07月25日㊌,発売。


 
 
 

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